さあ寝よう

宵っ張りの朝寝坊による、徒然なるひとりごとのブログ

国語の先生の意外なコメント

今週のお題「読書感想文」

はるか昔、高校時代のことです。夏休みの国語の宿題で本を3冊読んで短い所感を書くという課題が出されました。
小説が好きだった私は司馬遼太郎の「菜の花の沖」の所感を書きました。書いた内容の詳細は忘れましたが、たしか「面白かった」と書いたと思います。
実際に面白い小説です。江戸時代の廻船商人の歴史小説で登場人物が皆、生き生きしていて躍動感がある作品です。
夏休みが明けて国語の先生のコメントが返ってきました。そのコメントが意外なものだったので今でも覚えています。

司馬遼太郎の作品は男性的ですが、女性が読んでも面白いのですか?」

いやいやいや。先生!司馬遼太郎は女性が読んでも面白いですよ。むしろ万人に親しまれる大衆文学でしょう。

あ!でも、そう言えば菜の花の沖にはやらしいシーンがありました。かなり直接的で男性的でした。高校生が読むには早すぎたかもしれません。後になって恥ずかしさが込み上げてきた、読書感想文の思い出でした。