…を観てきました。若かりし頃の目玉親父がかっこいい!
時は昭和30年代、鬼太郎が生れる前のこと。舞台はある一族が牛耳っている、因習に満ちた田舎の村。銀行員の水木は密命と野心を抱いて東京からその村へやってきた。そこで行方不明の妻を探しに来た鬼太郎の父(後の目玉親父)と知り合い、一族の事件に巻き込まれていく…という話。
前半は犬神家の一族のような横溝的ミステリー調で、中盤からファンタジーの要素が加わります。ミステリーとダークファンタジーを足して二で割るのではなく、足しっぱなしにしたような感覚です。そして最後には感動してほろりと泣けてきました。鬼太郎で泣くと思っていませんでした。いい話でした。
目玉親父である鬼太郎のお父さんが妻思いの一途な男性で、強くてかっこいい。親父なんて雑な呼び方は似合いません。クレジットの役名も親父ではなく”鬼太郎の父”になっていました。
原作やテレビ版のアニメを見ていなくても十分楽しめます。 エンドロールの途中で退席しないでくださいね。最後の最後に映像がありますよ。