さあ寝よう

宵っ張りの朝寝坊による、徒然なるひとりごとのブログ

猫好きの先輩との思い出

今週のお題「ねこ」

ずいぶんと前、職場の先輩にたいへんな猫好きの方がいらっしゃいました。彼女はとても厳しい方で、ミスを許さない方でした。私がミスをすると容赦ない仕打ちが返ってきました。詳しくは書けません。思い出したくないから。そんなわけで私は正直、このひと苦手だなー、って思っていました。
そんなある日、私も先輩も残業をしていて、たまたま話す機会がありました。雑談をしていたのですが、どういう話の流れか先輩の飼い猫の話になりました。
先輩は飼い猫を猫だけに猫かわいがりしているらしい。笑顔で猫の話をする先輩を見てそう思いました。その次の瞬間、先輩が突然泣き出しました。ちょっと待て。いま泣くような話、してないんだけど。 先輩は泣きながらこう言いました。

「猫が死んだときのことを想像しちゃって…」

悲しくなったらしい。私は泣く先輩の気持ちを受け止めるべく聞き役にまわりました。
鬼のような先輩にも弱い面があるのだな。意外でした。そして猫好きにとって猫はただの愛玩動物ではなく、己の一部なのだな。猫と人との深い心のつながりを感じました。

それにしても、突然泣かれてビビりました。今ではいい思い出です。